京都の夏は祇園祭・祇園祭の光景と歴史(2016年以降)28 黒主山(リニュアル

京都の夏は祇園祭・祇園祭の光景と歴史(2016年以降)28 黒主山(リニュアル)

駒札について。
祇園祭・山や鉾の駒札は、山鉾巡行時のみ掲示される場合があり、この折でないと見られないものもあります。
本篇は、この駒札を基軸に掲載し、現在の状況に適応しない箇所などは、補足と共に(*)で、付記しました。
【】付記については、公益財団法人 祇園祭山鉾連合会の記事などを参照しました。
 また、ルビについては、できるだけ、原文ママ、にしました。
(以降、継続)

●黒主山 (くろぬしやま)

宵山の光景(2016年)
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駒札によると・・
謡曲(ようきょく)「志賀(しが)」【1】にちなみ、平安時代の六歌仙の一人、大伴黒主(おおとものくろぬし)が桜の花を仰ぎ眺めている姿をあらわす。
【1】謡曲「志賀」
時の帝の臣下が江州志賀に山桜見物に。
そこへ老若二人のきこりが花の木陰で休む。
臣下は老人に、休むのは花見のためか、薪が重いからか、と尋ねる。
すると老人は、黒主を偲んでのことなので許してほしい。
自分は、黒主と呼ばれていたが、今では山の神と人は見ていると言い、志賀の宮へ帰る。
その夜、臣下が桜の木陰で臥していると歌舞の音と共に黒主の霊が志賀明神の姿で現れ、春を喜び、祝い、神楽の舞を舞う、という次第。
(宝生の能・平成13年3月号、参照しました)

御神体(人形)は寛政元年(1789)5月、辻又七郎狛(こま)元澄作の銘を持つ。
山に飾る桜の造花は粽(ちまき)と同様に戸口に挿すと悪事が入ってこないといわれる。

水引(みずひき)は雲龍文様の繻珍(しゅちん)、前懸(まえかけ)は萬暦帝御服(ばんれきていぎょふく)(*萬暦帝即位の折の御服)(平成元年復元新調)(*古錦を復元した五爪龍文様錦)と伝わり、胴懸(どうかけ)は草花胡蝶(こちょう)文様の綴錦(つづれにしき)(昭和58年復元新調)、見送(みおくり)は牡丹双鳳凰文様綴錦(ぼたんそうほうおうもんよう つづれにしき)(平成15年復元新調)と宝散し額紅唐子嬉遊図(べにじからこきゆうず)(平成18年復元新調)の二枚が隔年交替で用いられている。
後懸(うしろかけ)の飛龍文様綿入刺繍(ししゅう)も平成13年新調された。
人形着用の古衣裳には、延宝3年(1675)在銘の紺地菊唐草文 金襴小袖(こんじきくからくさもんきんらんこそで)、及び正徳元年(1711)在銘の萌葱 絽地牡丹文様色入 金襴大口袴(もえぎ ろじぼたんもんいろいり きんらんおおぐちはかま)があり、江戸時代初期在銘の貴重なものである。
なお旧前懸の波涛飛龍図(はとうひりゅうず)は16世紀の明(中国)の時代のもので、琉球最後の君主 尚寧王(しょうねいおう)が師にあたる京の袋中上人(たいちゅう)に献上した由緒あるものである。(*現在は京都国立博物館に保管。)
       京都市
          と、ある。

また平成12年、後懸の飛龍文様綿入刺繍が新調された。
なお、現在の会所以前には、この地に黒主山の町家が建っていたが、昭和47年3月22日に消失した。
そこで黒主山の保存会が桜の花を植樹した。
桜の木に花が咲くと、祇園祭りの準備がはじまります。と、その桜の横の碑、
「黒主山の桜」にある。

◆会所内の様子
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ご神体の大伴黒主(人形)
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前懸・飛龍文錦入刺繍。
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前掛・萬暦帝御服(平成元年復元新調)
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◆会所の外の様子
建物の左側に○黒主山の桜の木、 がある。
説明板によると・・
黒主山の桜
黒主山は陽極 志賀にちなみ、御神体の大伴黒主が山桜を見る姿をあらわしています。
現在、桜が植わっている所には、昔 黒主山の町家が建っていましたが、昭和47年5月22日に消失しました。
桜の木に花が咲くと、祇園祭の準備が始まります。
 平成27年3月5日植樹
  公益財団法人 黒主山保存会
         と、ある。
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巡行の光景(2016年)
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大伴黒主が桜の花を仰ぎ眺めている姿。
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見送は、牡丹双鳳凰文様綴錦(平成15年復元新調)
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巡行(辻回し)の光景(2018年)
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巡行(辻回し)の光景(2019年)
黒主山 (くろぬしやま)
謡曲「志賀」にちなみ大伴黒主(おおともくろぬし)が桜の花をあおぎながめている姿をあらわす。
桜の造花は戸口に挿すと悪事除けになるといわれている。
(無料配布・京都市観光協会・説明文、より)
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【付録】
京のまつり研究会設立10周年記念  京・まつり展.
2016年7月20日(水)~7月24日(日)(入場無料・フラッシュ不可・撮影可)
於・京都文化博物館 より
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○祇園祭山鉾34基の細密画(*より・黒主山)
この細密画は、大船鉾・鷹山の一部を除き、故 松田 元が10数年にわたって書く山鉾町を取材され、各山鉾の姿を精密に描いた昭和56年以前の細密画である。
これら山鉾の前掛、胴掛などの装飾品が、その後新調され、現在の山鉾と差異が生じているものもあるが、当時の山鉾の記録としては、貴重な史料である。

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以降、今後も継続の予定です。


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